春日市や大野城市、福岡市南部などで飼い主のいない猫を地域で保護、管理する活動に取り組む市民団体「ねこともの会」は、会員たちが世話している「地域猫」の写真を収めた2016年版カレンダーを制作した。1部千円(税込み、送料別)で販売し、会の活動資金に充てる。


 同会は猫の殺処分をなくそうと08年に発足。公園や路地などにすむ猫に繁殖制限(不妊・去勢)の手術を施した上で定時にえさを与えるなど「地域猫」として管理するほか、子猫などを希望者に飼い猫として譲渡する活動を行っている。
 発足後、今年3月までに繁殖制限手術を施した総数は465匹、譲渡した総数は457匹に上る。今年3月現在、23カ所で207匹を地域猫として管理。ほかに150匹余りを会員が自宅で保護しているという。
 カレンダーはA4判カラー刷り。同会や、粕屋地区で地域猫活動に取り組む「かすやねこ」の会員たちが撮影した地域猫の写真約40枚を収めている。どの猫も繁殖制限の手術を施した証しとして耳先がV字に切除されている。表紙に「吾輩(わがはい)は『地域猫』である」、裏表紙に「家はないがご飯は毎日もらえる 繁殖制限の手術も受けた ケンカをすることも遠出をする必要もなくなった」「先に逝ってしまった仲間の分まで 長生きしてやりたいものだ」とつづられている。
=2015/10/29付 西日本新聞朝刊=